2024.08.09 2024.08.31

３ヶ月で合格！診療情報管理士・専門・第６章①

Eisen

どうも、エイセンです！

今回は、メルカリで大人気販売中の【三か月で合格！診療情報管理士試験・単語帳】をご購入いただいた方向けに、絵や語呂合わせを盛り込んだ、単語帳の解説をお届けします。

ご購入いただいた方はもちろん、まだ購入検討中の方にも、きっとお役に立つ内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください！

今回は、診療情報管理士の試験でも頻出される「専門分野・第６章」について解説します。

頻出度が高ので、確実に得点源にしたい重要な分野です。

医療現場におけるデータの役割

医療現場において、患者の状態を正確に把握し、最適な治療を提供するためには、多様なデータに基づいた分析が不可欠です。これらのデータは大きく分けて、量的データと質的データの2種類に分類されます。

量的データとは

量的データとは、数値で表せるデータです。年齢や身長、家族の人数など、数字で表せるデータのことを量的データといいます。

量的データはさらに、連続変数と整数変数という種類に分けられます。

連続変数とは

連続変数とは、少数点以下まで細かく表現できる数値で表されるデータです。年齢、身長、体重、体温、時間などがこれに当てはまります。これらのデータは、理論的にはいくらでも細分化することができ、滑らかな曲線で表すことができます。例えば、年齢は日単位、時間単位で表現することも可能です。

整数変数とは

整数変数とは、整数値しか取らないデータです。家族の人数、検査回数、投薬回数などがこれに当てはまります。これらのデータは、少数部分がなく、切り捨てられた値のみで表現されます。例えば、家族の人数を表すのに「3.5人」という表現は用いません。

質的データとは

質的データとは、数値ではなく、言葉や記号などで表されるデータのことです。

血液型や満足度、病気の進行度などが、質的データの代表的な例です。

臨床進行期はなぜ質的データ？

「臨床進行期」と聞くと、数字で表されるから量的データだと思うかもしれません。確かに、がんのステージは0から4までの5段階で表され、数字が大きくなるほど進行度が高いことを意味します。

しかし、がんの治療は、ステージだけでなく、腫瘍の種類、転移の有無、患者の体力など、様々な要素を総合的に考慮して決まります。同じステージでも、患者さんによって状態は大きく異なるため、数字だけでは患者の状態を完全に表すことはできないのです。そのため、臨床進行期は、数字が使われていても、質的データに分類されます。

診療情報管理士試験でひっかけ問題で出る事もあるので、注意して下さい。

質的データの種類

質的データは、大きく分けて名義変数と順序変数の2つに分けられます。

名義変数: カテゴリーに名前がついていて、その間で大小関係がない変数です。

　　性別、血液型（A型、B型、O型など）、診断名、などが当てはまります。

順序変数: カテゴリーに順序がある変数です。
- 例: 臨床進行期（I期、II期、III期など）、満足度（とても満足、満足、普通など）

名義変数とは

名義変数は、性別、血液型（A型、B型、O型など）、診断名、などが該当し、単にカテゴリーを区別するものなので、その間で大小関係はありません。例えば、「A型」と「B型」を比較してどちらが大きいということはありません。

順序変数とは

順序変数は、臨床進行期（I期、II期、III期など）、満足度（とても満足、満足、普通）などカテゴリーに順序があり、ある程度の水準順に並べることができます。

「I期」よりも「II期」の方が進行度が高いといったように、カテゴリー間に順序関係が存在します。

量的データと質的データ、どっち？実際の試験問題で考えてみよう！

さて、ここからは実際に試験に出題されるような問題を見ていきましょう。

正解は、、ｂの「投与回数と整数変数」です。

解説

この問題では、それぞれの変数が量的データなのか、それとも質的データなのかをしっかりと理解しているかが問われています。

投与回数: 薬を何回飲んだか、という回数なので、整数で表せる数値データです。つまり、量的データの中の整数変数に分類されます。
臨床進行期: がんの進行度を表すもので、I期、II期、III期など、段階があります。数値で表されますが、単なる順番を示しており、数値の大小に特別な意味はありません。そのため、質的データの順序変数に分類されます。
収縮期血圧: 血圧の数値なので、量的データの連続変数に分類されます。

このように、問題文で与えられた変数が何を表しているのかを正確に理解し、それが量的データなのか質的データなのかを判断する力が求められます。でも、量的データと質的データそれぞれの種類を覚えるのはちょっと大変ですよね。そこで、今回は覚えやすい語呂合わせを使って、楽しくマスターする方法をご紹介します！